8月19日の札幌1R・2歳未勝利戦(芝1800メートル=12頭立て)は、1番人気のセットアップ(牡、美浦・鹿戸雄一厩舎、父デクラレーションオブウォー)が、鮮やかな逃げ切りでデビュー2戦目で初勝利を挙げた。勝ち時計は1分48秒5(良)。
外の11番枠から果敢にハナを主張して、1コーナーまでに先頭を取りきった。そのまま後続を引き離した逃げを打つと、直線でもしぶとく粘って、最後は2着のスパークリシャールに1馬身半差をつけた。
見事な手綱さばきを見せた横山武史騎手は「外枠を引きましたが、ためる競馬よりも、こういう競馬が合うと思って逃げを選択しました。まだまだ緩くて、完成途上のなかでこの勝ち方。先々が楽しみです」と、うなずいた。今後は札幌2歳S(9月2日、札幌)を視野に入れていく。