◆第28回ファンタジーS・G3(11月4日、京都競馬場・芝1400メートル、良)
暮れの阪神JF(12月10日、阪神競馬場・芝1600メートル)を見据える一戦は2歳牝馬18頭が出走し、単勝15番人気のカルチャーデイ(栗東・四位洋文厩舎、父ファインニードル)が直線で抜け出し、新馬から無傷の2連勝で重賞初タイトルをつかんだ。勝ち時計は1分20秒4。
2着は9番人気のドナベティ(坂井瑠星騎手)、3着は12番人気のシカゴスティング(鮫島克駿騎手)だった。3連単は230万6370円の波乱決着となった。
酒井学騎手(カルチャーデイ=1着)「最高にうれしいです。正直、初戦で逃げてその中で勝ち上がってきた馬が多かったので、速くなればそこまで前、前でというイメージではなくて、馬のリズムのいいところで、というイメージでした。スタートした後、楽に勢いもついてくれました。あの位置からなるべくしまいを生かす競馬をしたかったので、ためて、ためてという感じでした。思っていた以上に反応が良すぎて、ちょっと追い出しが早かったかな、と思うぐらいの反応を示してくれましたが、それでも最後まで一生懸命走ってくれました。なんとか1着でゴール板を駆け抜けることができたので良かったです。こういう末脚を持っていて、最後もいい脚を使ってくれるタイプの馬。道中もそんなにガリガリ行きたがる方でもないので、その辺を考えても、距離はもうちょっと延びても大丈夫だと思います」