第58回デイリー杯2歳ステークス・G2が11月11日、京都の芝1600メートルで行われる。
7月の新潟・芝1600メートルの新馬以来のダノンキラウェアは昨年のNHKマイルC覇者ダノンスコーピオンの全弟。レースでは上がり最速33秒2を繰り出し、川田騎手は「ポテンシャルの高い馬。まだまだ幼く、成長が伴えば、楽しみな馬」と高く評価した。中間はウッドチップ、坂路をまじえて入念に追われており、一気の重賞制覇があって驚けない。
8月の新潟・芝1600メートルの新馬を勝ち上がったクリーンエア。好位のインで折り合い、直線は前が開かなかったが、徐々に進路を外に切り替え、差し切った内容は上々だった。続く新潟2歳ステークスも3着と末脚は確実。どんな流れにも対応可能のレースセンスが光る。
直線で前に入られ不完全燃焼の新潟2歳Sでは7着のエンヤラヴフェイス(牡2歳、栗東・森田直行厩舎)も巻き返しを期す一戦。
新潟1800メートル戦を勝ったカンティアーモ(牝2歳、美浦・木村哲也厩舎)、京都1800メートル戦を好位から抜け出したジャンタルマンタル(牡2歳、栗東・高野友和厩舎)、未勝利勝ち組ではフルレゾン(牝2歳、栗東・池添学厩舎)、ナムラエイハブ(牡2歳、栗東・長谷川浩大厩舎)のレースぶりに見どころあり、期待が高まる。(大上 賢一郎)