短期免許ライアン・ムーア騎手が美浦トレセン訪問 エリザベス女王杯は連覇狙うジェラルディーナとコンビ「日曜日が楽しみ」

美浦トレセンに姿を見せたムーア(カメラ・荒牧 徹)
美浦トレセンに姿を見せたムーア(カメラ・荒牧 徹)

 今週から短期免許で騎乗する世界的名手のライアン・ムーア騎手=英国=が11月9日、手続きのため美浦トレセンを訪れ、意気込みを語った。エリザベス女王杯(11月12日、京都)では連覇がかかるジェラルディーナ(牝5歳、栗東・斎藤崇史厩舎、父モーリス)とさっそく初コンビを組む予定。「父モーリス、母ジェンティルドンナと自分がG1で結果を出した馬の子に乗れるのは、特別な思いがあります。初めて乗りますが、去年のレース映像も見ていますし、日曜日が楽しみです」と笑顔で取材に応じた。

 先週開催された米国競馬の祭典ブリーダーズCでは、ディープインパクト産駒のオーギュストロダン(牡3歳、愛国・Aオブライエン厩舎)でターフを制覇。最後の直線でのムチの使用が規定を1回オーバーしたとして過怠金に加えて11月12日の騎乗停止処分を受けていたが、不服申し立てを受けたHISA(競馬の公正確保と安全に関する統括機関)より、裁定の結果が出るまで処分保留とする旨の通知があったため、JRAは11月12日の騎乗を認め、HISAの裁定結果が出た後に改めてJRAにおける処分を決定することになった。

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