◆第28回東京スポーツ杯2歳S・G2(11月18日、東京競馬場・芝1800メートル=良)
来春への「出世レース」と言われるG2は2歳馬10頭によって行われ、単勝4番人気でジョアン・モレイラ騎手騎乗のシュトラウス(牡、美浦・武井亮厩舎、父モーリス)が優勝。好位から2着に1馬身半差をつける完勝で、2008年のマイルCSを勝ったブルーメンブラットを母に持つ良血馬が重賞2戦目で初制覇を飾った。モレイラ騎手は今秋のJRA重賞4勝目となった。
勝ち時計は1分46秒5。2着は8番人気のシュバルツクーゲル(西村淳也騎手)、3着は2番人気のファーヴェント(横山武史騎手)だった。
横山武史騎手(ファーヴェント=3着)「夏の北海道の調教からコンタクトをとらせてもらって、今日の返し馬も含めて素晴らしい馬です。中身的にはこれからかなと思っていましたが、ただ、それでも勝負になると思っていました。先生とは、とにかくどの位置になるか分からなかったけど、リズム重視でと話していました。ペースが流れてくれてすごくいいポジション。折り合いがついて理想的な競馬ができました。直線で脚色が一緒になってしまったのは、良化の余地のぶんかなと思います。まだ体をうまく使い切れず、左に少しもたれていました。動けるようになれば今後、相当な馬になると思います」