【東京11R・霜月ステークス】デシエルトの復帰即Vに期待する。10月中旬から丹念に乗り込まれ、9日の1週前追い切りは栗東・坂路の1番時計で自己ベストも更新した50秒7の好時計をマーク。1年1か月ぶりだが、これだけ動けていれば久々を気にする必要はない。
能力を出し切れる状態なら力は一枚上だ。昨年の新馬戦、1勝クラスをダートで連勝したあと、芝のリステッドも制して3連勝を達成したキャリアの持ち主。牡馬クラシック2冠(〈16〉〈15〉着)こそ結果を出せなかったが、砂に戻った前走のリステッドは残り2ハロンを切って先頭に立つと、最後まで脚いろは衰えずレコードを叩き出した。2着馬は昨年の武蔵野Sを勝ち、3着馬は今年の武蔵野Sで2着。ブランクが長くても、この相手なら勝ち負けになる。
サンライズジークはハイレベルなメンバーがそろったユニコーンSの2着馬。こちらも5か月ぶりの一戦になるが、初の年長馬相手でも上位争いが可能な器だ。パラレルヴィジョンは初の7ハロンへの対応がカギも、まだダートで底を見せていない点は魅力だ。