◆ジャパンC・G1(11月26日、東京競馬場・芝2400メートル)
世界NO1のイクイノックスにG1・4連勝中の3歳3冠牝馬リバティアイランド。2強対決に注目が集まるが、持ち前のスピードを生かす“弾丸逃げ”必至のパンサラッサが参戦濃厚になった。昨年の天皇賞・秋ではあわやのシーンを演出しただけに、イクイノックスやライバルもある程度は視界に入れながらレースを運ばざるを得ないはずだ。
そうなれば、これまで他馬の厳しいマークを受ける逃げを強いられてきたタイトルホルダーに展開の利が生まれるのではないか。スタートから楽に2番手を確保できそうで、自ら早めに動いて持ち味の持久力を存分に生かす競馬に持ち込むこともできる。天皇賞・春のアクシデントから慎重に立ち上げた前走のオールカマーでも連対を確保しており、1週前追い切りの動きからも間違いなくそれ以上の仕上がりで臨める。G1・4勝の実績はまだ色あせてはいない。(石行 佑介)