【中山11R・ステイヤーズステークス】JRAの平地最長距離でもあるG2は、過去5年のうち4頭の勝ち馬に芝3000メートル以上の重賞で2、3着があった。やはり長丁場での実績は重要。傾向を踏まえて◎シルブロンから入る。
3走前のダイヤモンドSは重賞初挑戦で3着と健闘。その後のリステッド2戦は〈8〉〈5〉着とひと息の成績も、前走は夏負け気味で若干馬体に余裕もあった。間隔を空けて立て直しを図った効果はてき面。今週の美浦・Wコースでは単走で5ハロン66秒7の好時計。ラスト1ハロンは自己最速となる11秒6だった。もともと調教駆けするタイプではないだけに、最終追いの活気ある動きは余計に印象に残った。仕上がりは申し分なく、1週前に騎乗した新コンビのマーカンドも手応えをつかんでいた。重賞初制覇のチャンス到来とみる。
キングズレインも距離は延びるほどいいタイプ。2歳時にG13着と素質は高く、格上挑戦でも侮れない。マイネルウィルトスは前走が重賞4度目の2着。7歳でも衰えはなく、立ち回りひとつで勝機あり。