◆第62回京都金杯・G3(来年1月6日、京都競馬場・芝1600メートル)
第62回京都金杯・G3(1月6日、京都)で、“5億円馬”のドーブネが重賞初制覇を狙う。ポートアイランドS、キャピタルSと、マイルのリステッドを連勝中と勢い十分。南井助手は「動きも乗っている感じもいい。まだ、伸びしろがありそうですが、軌道に乗ってきましたね」と大きな手応えをつかんで、明け5歳の24年を迎える。
前走後は、ここを目標に在厩で調整してきた。28日の1週前追い切りでは栗東・CWコースを単走。一杯に追われ6ハロン82秒3―12秒2と力強い動きで終えた。南井助手は「落ち着きがあり、めちゃくちゃ順調。(前走は)スピードの違いで逃げましたが、逃げなくてもレースはできる。馬場がきれいなのもいい」と持ち味を生かせる京都の開幕週の馬場を歓迎した。
藤田晋オーナーは、28日のホープフルSは所有馬のシンエンペラーで2着。JRA・G1初制覇はお預けになったが、今月13日に全日本2歳優駿のフォーエバーヤングで交流G1初制覇したばかり。21年千葉サラブレッドセールで4億7010万円で落札し、同年9月にオーナーへJRA初勝利をプレゼントした愛馬で新年の初笑いとなるか注目だ。(戸田 和彦)