引退迫る松永昌博調教師のラスト重賞に弟子の森一馬騎手が騎乗 「感謝の気持ちを結果で返したい」

森一馬騎手
森一馬騎手

 2月29日に名古屋競馬場で行われるかきつばた記念・交流G3に出走するラプタス(セン8歳、栗東・松永昌博厩舎、父ディープブリランテ)に、厩舎所属の森一馬騎手が騎乗する。

 定年のため3月3日の競馬を最後に引退する松永昌調教師にとっては最後の重賞出走。「オーナーも了解してくれた。調教も動いているし、スムーズに運べれば。いい競馬をしてほしいね」と優しいまなざしで、まな弟子に手綱を託した。森一騎手は「今の僕があるのは先生のおかげです。ラプタスという大事な馬の依頼をいただけて、うれしく思うと同時に、これまでの感謝の気持ちを結果で返したいと思いました」と感慨深げに話した。

 森一騎手は障害ではJG1・2勝を含めて重賞11勝を挙げている。「ただ乗せてもらうだけではなく、結果を出すことが大事。レースまでの日々を頑張りたいと思います」と気を引き締めた。自身初の平地重賞勝利で、師匠の花道を飾りたい。

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