◆チューリップ賞・G2(3月2日、阪神・芝1600メートル)追い切り=2月28日、栗東トレセン
朝日杯FS3着のタガノエルピーダ(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キズナ)が、栗東・坂路で51秒3―12秒4の好時計をマークした。団野大成騎手を背に、アルヒジュル(3歳未勝利)と併せ馬。キビキビとした脚取りで先着した。斉藤崇調教師は「相手が速くなって思ったより時計が出たが、先週よりまた良くなった」と手応えを示した。
阪神JFを除外になり、翌週の朝日杯FSにスライドして出走。好位からしぶとく脚を伸ばし、牡馬相手に0秒2差と健闘した。指揮官は「元々能力は感じていて、年末のG1には行きたいと思っていた。最後に差を詰めて、力を示してくれた」と目を細める。桜花賞出走のため、まずはきっちり優先出走権を取る。