3月10日の中京5R・3歳未勝利(芝2200メートル=11頭立て)は、3番人気のオールセインツ(牡、栗東・友道康夫厩舎、父キズナ)が、経験馬が相手のデビュー戦を白星で飾った。母の兄姉には08年、09年の有馬記念で2年連続3着だったエアシェイディや、05年の秋華賞を制したエアメサイアなどがいる良血馬。勝ち時計は2分17秒1(良)。
内の2番枠から位置を取りに行き、馬群の内で包まれる形になって好位4、5番手で運んだ。直線で外に進路を探して、ゴーサインを出すと鋭い伸び脚を繰り出して、最後は2着のアスクカムオンモアに半馬身差をつけて差し切った。
藤岡康太騎手は「まだ調教からも動ききれていないところがあって、少し促して行きました。動きづらいところにはまってしまって、勝負どころでも追い出しを待たされましたが、一歩ずついい反応で伸びて勝ちきってくれたのはよかったです」と振り返った。