王道のストレート(栗東)

ミカエルパシャ
ミカエルパシャ

 こんにちは、山本です。今日も栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、異常気象は栗東にもやって来ました。昨日は真面目に22時近くまで仕事を行い、記者席を出ようとしたんですが、黒い車が真っ白に覆われている。雪です。最初は大したことないかなと思い、ワイパーで除雪作業を行おうとしましたが、実はかなりの厚さであることが判明。手作業でフロントガラスを覆った雪を排除する作業を余儀なくされました。切ない…。

 その雪もだいぶんなくなり、あとはワイパー頼みで除雪できると思った瞬間、悲劇でした。運転席のドアを開けっ放しにして、ワイパーを動かしたんですね。すると、です。ワイパーは軽快に雪を振り払ってくれましたが、その雪が車内にドバッと入ってしまったのです。そのことに気づいたのは、ワイパーが何度か元気に左右へ動き出し、しばらくたった頃。運転席は真っ白です。そこからは車内の除水作業。朝の6時半前に何をやってるんだと思っていると、空からまたまた雪が降ってきて…。まぁ、頭を冷やせということなんでしょうな、きっと。

 ということで、いまだ雪が降ったりやんだりしている栗東からそろそろ本題へ。まずは3歳馬のお話。すみれSで6着だった橋口厩舎のミカエルパシャ(牡、父エピファネイア)はプリンシパルSで復帰することになりました。ダービーへ向けた「一発勝負」ということになりそうですね。あと、若葉Sで4着だった友道厩舎のアドマイヤテラ(牡、父レイデオロ)は青葉賞か京都新聞杯を予定。こちらも一発勝負に賭ける。そんな季節になってきました。

 友道厩舎の3歳には少ないですが、まだ未出走馬もいます。来週の阪神芝2400メートルに岩田望Jでサトノファントム(牡、父サトノダイヤモンド、母ウイングステルス)、その翌週6日の阪神芝2000メートルに藤岡康Jでホットハートビート(牡、父Camelot、母Musharakaat)、さらに翌週13日の阪神芝マイルでワールドエースの下になるフリーダムレイン(牡、父ミッキーアイル、母マンデラ)がデビュー予定です。

 この中でトーンの高さを感じるのがホットハートビート。「日本の芝にも対応できると思うし、成長はゆっくりだったけど、いい動きをしている」と友道調教師はかなり気に入っている様子です。2週後まで注目したいですね。

 さて、今日はここから2歳馬です。友道厩舎の第一弾といきましょう。一発目ということで純粋に感触のよさを感じた馬を2頭、この厩舎に入ったのかと驚いた馬を1頭の計3頭について触れます。

 まずは感触の良さを感じた馬の1頭目はダイヤモンドディーバ(牡、父キタサンブラック)です。馬主はエムズレーシング。昨年のセレクト1歳セールで1億7000万円がつきました。姉にシャドウディーヴァがいますね。「すごく期待しています。緩くて、まだまだゆっくりですけどね。セリの時から良かった」と友道調教師が買ってもらった馬のようです。「(セリの印象は)動きも柔らかくて、良かったし、距離ももちそうな感じでした」。現時点では成長曲線に合わせつつ、夏場にゲート試験というイメージ。とはいえ、当然クラシック路戦を見据える一頭だと思います。

 続いてはサトノブリジャール(牡、父エピファネイア、母ベルダム)です。馬主は里見治氏。セレクト当歳セールで1億7000万がつき、伯母ジェンティルドンナなど多くの活躍馬がいる母系です。「非常に期待しています。順調ですよ。夏場どこかで試験受けて、秋の1800、2000メートルぐらいで。そんなに小さくはないけど、コンパクトな感じで、俊敏そうなイメージ」と高い期待の伝わる言葉が並びます。距離に関してももつだろうというジャッジで、クラシック路戦が視界に入っている一頭です。

 最後に驚いた馬。金子真人HDさんの【パーティハーン(父Wootton Bassett、母グリーンバナナズ)です。こちらはセレクト1歳セールで2億7000万円の高値がついた馬。日本にあまり馴染みのない馬で、この値段というインパクトは今でも結構覚えています。「期待はしています。何の注文をつけるところもないぐらい、いい馬」と友道調教師は口にしつつ、日本では未知数の「ウートンバセットがどうなのか」と冷静な分析も。ただ、日本にはいないような馬の形をしていたのが印象的だったようですね。今後は夏場にゲート試験を受けて、秋か夏の札幌でデビューさせる予定。どんな路線から使い出すかも含めて楽しみです。

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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