米国勢が強いレースだが、サウジカップの覇者セニョールバスカドールは極端な追い込み脚質で、連勝をイメージしづらい。本命は日本のデルマソトガケとした。昨年のUAEダービーはひいき目なしに強い内容で、BCクラシック2着も立派。前走サウジカップは外傷を負うアクシデントがありながら5着と意地を見せた。適性の高いメイダンのダートで巻き返しを期待したい。
ウシュバテソーロの連覇も可能性十分。サウジカップ2着、BCクラシック5着と地力上位だ。地元のカビールカーンは異色の経歴を持つユニークな存在だが、血統の裏打ちは確か。カリフォルニアクロームとの父子制覇もあり得る。穴ならクルーピとディファンデッド。
◎デルマソトガケ
○ウシュバテソーロ
▲カビールカーン
△セニョールバスカドール
△ドゥラエレーデ
△クルーピ
△ディファンデッド
◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。