3月31日の中山1R・3歳未勝利(ダート1800メートル=13頭立て)は新人の石神深道騎手が騎乗したザロックが1着でゴールを駆け抜け、JRA初勝利を挙げた。勝ち時計は1分55秒1(稍重)。
道中は先行勢をみる形で運び、直線は上がり最速の脚を引き出して1馬身半差で初勝利を手にした石神深道騎手。「3月中に初勝利ができてホッとしています。もっと努力して、これからもっと勝てる騎手になりたいと思います」と力強く宣言した。
父の石神深一騎手はレース後、プラカードを持って息子の初勝利インタビューに参加した。「正直、自分が勝つよりうれしいですね。普段から一緒にごはんを食べながら(競馬の話で)僕に怒られていますし、同期が勝っているのもあって焦りもあったでしょうが、ひとつ勝ってくれて親としてはホッとしています。障害は平地よりケガも多いし、とりあえず平地でいっぱい勝っていけるように頑張ってほしいです」とエールをおくった。