【京都新聞杯・玉木の特注馬】ハイレベルの京都2歳S2着のプレリュードシチーが復帰 高橋忠調教師「幸も『いい』と」

プレリュードシチー
プレリュードシチー

◆第72回京都新聞杯・G2(5月4日、京都・芝2200メートル、外回り)

 昨年11月の京都2歳S・G3で、10番人気ながら2着と能力を示したプレリュードシチー(牡3歳、栗東・高橋義忠厩舎、父ハービンジャー)。その後はすみれS(2月24日、阪神)を目標に調整されていたが、1月に腸炎になり、約1か月間トレセンで入院を余儀なくされた。

 放牧を挟み、3月下旬に帰厩してからは慎重に調教を消化し、4月24日は幸英明騎手が騎乗して栗東・CWコースで2頭併せ。ハーバーライト(3歳オープン)を2馬身追走し、6ハロン84秒3―12秒1で半馬身先着した。舌を出しながら、ゴール寸前まで右手前のままだったが、逆に言えば馬に余裕があり、約5か月ぶりとは思えないほど活気があった。

 見守った高橋忠調教師は「幸も『いい』と言ってくれました。17日に追い切るまでは息遣いももうひとつでしたが、追ってからグッと良くなってきました。次も、探りながらある程度やってと思っています」と合格点を与えた。

 前走の京都2歳S組は4着ダノンデサイル、6着ディスペランツァ、8着コスモキュランダがその後重賞を勝ち、ハイレベルな一戦。今回、人気を集めそうなギャンブルルームも出走(11着)していた中、直線で併せ馬の形からグイッと伸びた勝負根性は見逃せない。高橋忠調教師は「晩成型で、前走と比べて大きな成長はありませんが」としつつも「2歳時もそうでしたが、緩い中でも能力は見せていますからね」と愛馬を信頼。

 同厩舎の公式HPでは立ち写真の推移も公開しているので、併せてご確認いただきながら、まずは最終追い切りを楽しみにお待ちいただきたい。(玉木 宏征)

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