【オークス展望】強い競馬で桜花賞を制したステレンボッシュが中心

オークスの登録馬。※騎手は想定
オークスの登録馬。※騎手は想定

 第85回オークス・G1が5月19日、東京の芝2400メートルで行われる。

 桜花賞を制したステレンボッシュ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)が主力。阪神JFは、やや差し残した2着だったが、前走は能力全開。強い競馬だった。父がエピファネイア、ディープインパクトが出た牝系の出身で血統的にも距離延長は望むところ。1週前追い切りに騎乗した新コンビ・戸崎騎手の手綱で2冠に挑む。

 桜花賞では4コーナー最後方から、ラスト3ハロン最速の32秒8を駆使して3着に突っ込んだライトバック(牝3歳、栗東・茶木太樹厩舎)。強烈な決め手は、ここに入っても随一だ。距離に対応できれば勝機もある。

 フローラSの勝ち馬アドマイヤベル(牝3歳、美浦・加藤征弘厩舎)は17年にヴィクトリアマイルを制したアドマイヤリードの半妹。父がスワーヴリチャードに替わり、2400メートルで良さが出そうだ。

 クイーンCの豪脚が印象的なクイーンズウォーク(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)、桜花賞4着スウィープフィート(牝3歳、栗東・庄野靖志厩舎)、忘れな草賞勝ちのタガノエルピーダ(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎)、桜花賞13着からの巻き返しを期すチェルヴィニア(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)、スイートピーS優勝のコガネノソラ(牝3歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)、フラワーC1着、2着のミアネーロ(牝3歳、美浦・林徹厩舎)、ホーエリート(牝3歳、美浦・田島俊明厩舎)、フローラS2着のラヴァンダ(牝3歳、栗東・中村直也厩舎)も持久力を生かし上位をうかがう。(大上 賢一郎)

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