今年の2歳世代、初のダート戦となった6月15日の京都5R・2歳新馬(ダート1200メートル=10頭立て)は単勝2番人気のハッピーマン(牡、栗東・寺島良厩舎、父ダノンレジェンド)が完勝でデビュー戦を飾った。なお、単勝1番人気のアメリカンビキニ(牝、栗東・斉藤崇史厩舎、父アメリカンファラオ)は2着に敗れた。勝ち時計は1分13秒4(良)。
7枠8番からの発走で、道中は中団のインから追走した。徐々に位置を押し上げつつ、馬場の外へ持ち出した直線で加速。ラスト1ハロン過ぎにアメリカンビキニをかわし、あとは突き放す一方で3馬身半差をつける完勝だった。
坂井瑠星騎手は「調教の動きが良かったですし、とても前向きな馬。キックバックも経験した中で結果も内容も良かったと思います」と評価した。
寺島調教師も「新馬としては上出来でした」と満足そうな表情。夏場は休養に充て秋に備える予定で、「距離は延ばしていきたいですけどね」と期待を寄せた。