【福島5R・2歳新馬】松永幹厩舎ゆかり血統デルアヴァーが快勝 三浦皇成騎手「伸びは素晴らしい」

デビューVを飾ったデルアヴァー(左、カメラ・荒牧 徹)
デビューVを飾ったデルアヴァー(左、カメラ・荒牧 徹)

 6月30日の福島5R・2歳新馬戦(芝1800メートル=16頭立て)は、三浦皇成騎手が騎乗した3番人気のデルアヴァー(牡、栗東・松永幹夫厩舎、父フランケル)が勝利した。勝ち時計は1分49秒9(良)。

 行き脚がつかず、道中は後方を追走。3コーナーから外を上がっていくが、直線入り口ではまだ11番手だった。なかなかエンジンがかからなかったが、残り100メートル付近から一気に加速すると、2着のニヴルへイム(戸崎圭太騎手)に1馬身半差をつける完勝。三浦騎手は「期待が大きい馬なのは分かっていましたが、返し馬からいい背中だと感じました。明らかに距離が延びていいですね。馬群でしっかりいい経験ができましたし、伸びは素晴らしいです。まだエンジンがかかってないところがあるので、広いコースの方がいいと思います」と、評価した。

 母アムールブリエは15、16年のエンプレス杯連覇などダートグレード競走6勝。祖母ヘヴンリーロマンスは05年天皇賞・秋を制した名牝。母を管理し、祖母の主戦を務めた松永幹調教師は、ゆかりの血統馬の勝利に「初めての競馬で馬群も経験したし、しっかり反応してくれて、いい内容だった。距離も長くていいと思う」と声を弾ませた。次走は未定。

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