【神戸新聞杯】ウエストナウは坂路で鋭い伸び 佐々木調教師「中間の調整は今までで断トツで一番」

坂路で追い切るウエストナウ
坂路で追い切るウエストナウ

◆第72回神戸新聞杯・G2(9月22日、中京・芝2200メートル、3着までに菊花賞の優先出走権)追い切り=9月19日、栗東トレセン

 キャリア3戦目で重賞初制覇を狙うウエストナウ(牡3歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父キズナ)は坂路で鋭く伸びた。

 単走で52秒6―12秒2の好時計をマーク。ラストで仕掛けられると反応良くギアを上げて駆け抜けた。佐々木調教師は「予定通り。ちょっと仕掛けたらスッと伸びていく。まだ少し余裕もある感じだったね」と手応えを感じる。

 12日の1週前追い切りでは、CWコースで東京ダービー覇者のラムジェット(3歳オープン)を4馬身追走し、81秒2―11秒2の好時計で1馬身先着。「中間の調整は今までで断トツで一番。自分の力は出せると思うし、楽しみしかない」とトレーナーは胸を張った。

 神戸新聞杯に登録している16頭中、7頭がキズナ産駒。父も管理した佐々木師は「ウエストナウはキズナに性格が似て、根性がある。キズナを管理した厩舎として、勝ちたいね」と闘志を燃やす。

 前走の京都新聞杯では、1コーナー手前で物見をする若さを見せながらも2着と、能力の高さを示した。上昇気配の漂う素質馬が、重賞初Vへ真価を発揮する。

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル