◆第29回秋華賞・G1(10月13日、京都競馬場・芝2000メートル)
秋華賞は過去10年の連対馬20頭のうち16頭が4角5番手以下。内回りの京都2000メートルという舞台ながら、差しの決まりやすいレースだ。ボンドガール(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ダイワメジャー)は、2走前のクイーンSから武豊騎手がしまいにかける競馬を教え込み強烈な末脚を見せている。前走の紫苑Sでは直線で進路を変えるロスがありながらも、上がり3ハロン最速となる33秒0の脚で3着まで追い込んだ。
手塚調教師は「ああいう競馬だから距離がもつのかな。開幕週の中山でよく差してきた。秋華賞は2週目だから、いくらかいいと思う」と、本番へ向け期待を口にする。オークス馬チェルヴィニアを2着に下した昨年6月の新馬戦から1年4ヶ月、今度はG1の舞台で再び先頭に突き抜ける。