11月9日の京都8R、京都ジャンプS・JG3(障害芝3170メートル=7頭立て)は、高田潤騎手が騎乗した1番人気スマイルスルー(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父ルーラーシップ)が序盤から先手を奪うと、最後の直線でも余力十分に後続を振り切って8馬身差で快勝した。これで通算成績は15戦4勝、重賞は初勝利。勝ち時計は3分34秒4(良)。2着には2番人気のアサクサゲンキ(小牧加矢太騎手)、3着に3番人気のオオキニ(森一馬騎手)が入った。
高田潤騎手は障害重賞22勝目(ほかに平地重賞1勝)となり、西谷誠騎手にならび、現役で2位タイとなった。1位は石神深一騎手の26勝。
高田潤騎手(スマイルスルー=1着)「強いの一言です。この馬のペースで、リズムを崩さないように乗りました。飛越は粗削りなところがあり、練習していますがまだまだ上達しますよ。そこは伸びしろと捉えています。三段飛びは着地でつまずきましたが、簡単なものではないですし、この馬も初めて。ペースは速いけど、ずっと息を入れて走っていた。直線でもかなり余力があって、反応もよかったです。ギアを残した状態で走っています。相当高い能力を秘めている馬。まだ4歳ですし、この馬に合わせて、完成度を高めて行ければと思います」
小牧加矢太騎手(アサクサゲンキ=2着)「ポジションは予定通り。経験を生かして前で。折り合いも付いていて、具合も良かったです。勝ち馬が強いですね。この馬の出るレースは、常に強い相手がいる感じ。年齢を感じないレースをしています。また来年も頑張ってくれると信じて、やっていきます」
森一馬騎手(オオキニ=3着)「スタートして一つ目の障害で、ぶつけられたのが痛かったですね。その後は持ち直して頑張ってくれました。勝ちに行く競馬をしましたが、悔しい結果でした。でも経験を積んで良くなっていますし、これから先も、この馬と一緒に成長していきたいです」