【京都11R・エリザベス女王杯】出遅れた秋華賞で3着まで差し込んだステレンボッシュ、早め進出から菊花賞を完勝したアーバンシック。今秋の京都のG1は、母の母にディープインパクトの妹であるランズエッジ(父ダンスインザダーク)を持つ競走馬が絶賛激走中。ここも「祖母ランズエッジ」のレガレイラに期待する。この牝系のセールスポイントは中長距離戦での鋭い決め手、成長力―。秋に一気に開花したアーバンシックとは「父スワーヴリチャード」まで共通している。
キャリア6戦の全てで上がり3ハロンNO1。スタート直後に内外と接触した皐月賞(6着)、スローに泣いた日本ダービー(5着)、大外枠スタートから後手になったローズS(5着)でも、ラストでしっかり伸びてくる末脚は信頼性が高い。
会見でルメールが語った「ブレイディヴェーグと同じぐらいのポテンシャル」の評価も心強い。直線で持ち前の豪脚が火を噴けば、女王の座に輝くはずだ。馬連(7)―(17)(5)(8)(13)(2)(11)(12)(大上 賢一郎)