3場どこも注目です(栗東)

アメリカンステージ
アメリカンステージ

 こんにちは、山本です。今日も栗東からのパッチパチ。そろそろ行ってみましょうか♪

 さて、痛恨です。最近、年を取るにつれて、寒さによる指先の感覚の狂いが半端なくなってきて、今年は珍しく手袋を購入。先週のことでした。スマホにも指先がちゃんと反応して(当たり前らしいけど…)、ペンもしっかりと持てる薄手で温かいものを手に入れました。ところが、です。その購入後に食事をして、BARで軽く飲んで帰ったのですが、自宅に帰るとないんですよ、手袋の入った小さな袋が…。食事をした場所、BARなど確認したけど、どこにもない。正直、購入直後に即紛失というのは、なかなかダメージが大きいもの。

 で、今週です。一瞬、買い直そうかと思いましたけど、今年は手袋とは縁がないんだな、と。結局、素手で取材活動に励もうという結論に至りました。そんな小さな決意を胸にやって来た今週の栗東でしたが、この冬一番の寒波到来。何でやねん! 昨日も今日も朝の気温は1度ですよ。しかも時間が経過しても、全く気温が上がらない。本当に凍えました。早速、やっぱり手袋買おうかなと心も揺らいでいますが、そんなことより皆さんは風邪を引かないように防寒対策はしっかりと。こんなワタクシが言っても、何の説得力もありませんけどね。

 ということで、そろそろ本題へ。明日の競馬を見ていきましょう。明日の注目は真っ先に池江厩舎なんです。中山、中京の芝2000メートルで注目の馬がデビューします。

 中山5Rではロールザダイス(牡、父エピファネイア、母エレーデ)です。こちらは祖母にオークス馬ローブデコルテがいる血統ですね。池江調教師は真っ先に「心臓がいい」と第一声。追い切った後の息遣いなどもいいようです。「そんなに切れるという感じの馬ではないけど、その良さが生きるような競馬なら」とのことで、道中が流れた方が持ち味は生きそうでしたね。

 そして、京都5Rは何度か書いてきましたメディテラニアン(牡、父サートゥルナーリア、母ミカリーニョ)ですね。こちらは動きの良さが目を引きます。今週の池江調教師のトーンも高かったです。「動きますね。すごく切れがあって、いい馬です」と歯切れのいい言葉が並びます。母系には非常に素質の高かったミスエルテなどが名前を連ねる一族。「牝馬はカリカリしている馬が多くて、この馬は牡馬にしては繊細ですが、この決闘してはマシですよ」と冷静に分析します。距離適性などはレースを見てからでしょうが、「やはり、クラシックに行きたいですよね」と力強い言葉。その「行き方」を知っている厩舎ですし、注目の初陣です。

 同じく、このレースに出ているサトノソティラス(牡、父サトノダイヤモンド、母ロングホットサマー)は使いつつ、という感触ですかね、現状では。あと、トゥデイイズザデイなどの下にあたるマンオブノーブル(牡、父キズナ、母キトゥンズクイーン)も栗東に戻ってきました。こちらはしっかり作って、レースの予定を考えていくようです。

 この京都5Rは他にも注目馬がいます。ベラジオオペラと同じラインというか、上村調教師が今年の千葉セリで選んだベラジオガルフ(牡、父レイデオロ、母キャンディネバダ)もここでデビューです。あのセリから、しっかりと馬体を作り、デビューがこの時期になりました。「水準の動きはしているし、勝ってもおかしくない。ただ、真面目にちゃんと走らない面もあるんですよね。その点がどうか。距離は長いところだと思います」と上村調教師は冷静にジャッジします。ただ、しっかりと乗り込んだだけあって、購入時や夏に比べると成長を感じているようですけどね。あと、人気を集めそうなのは中内田厩舎のグレートシール(牡、父Siyouni、母Follow A Star)になるのかな。確かに動きはいいです。ちょっと穴っぽいところで気になるのが斉藤崇厩舎のルージュスティーズ(牝、父ハービンジャー、母レッドコルディス)。トレーナーは2歳のジャッジで慎重なことが多いのですが、「仕上がりは順調です。併せ馬でもしっかり動けていますよ」と感触がよかったです。しかも、お父さんは先週のアルマヴェローチェと同じハービンジャーですからね。

 さて、うちの社杯ですね。中京9Rの中京2歳Sです。ここからは2頭取り上げます。まずは中竹厩舎のドゥアムール(牝、父ロードカナロア)ですね。兄にビアンフェ、姉にブランボヌールの重賞ホースがいる良血馬です。この馬、中竹調教師への取材の感触がいいんですよ。「馬が変わってきた。成長して、大きくなった感じがします。スピードがあるという面は変わらないです」。兄姉は2歳重賞を勝ちつつも、決して早熟一辺倒という感じでもないですからね。ひと夏を越した成長力込みで、ちょっと面白い存在かもしれません。

 面白いといえば、盛り上げてくれるのはアメリカンステージ(牡、父Into Mischief)でしょう。2走前に不良のダートでレコード勝ちすると、前走のダート6ハロン戦も圧勝でした。「レコードで勝っているように、スピードは十分にありますからね。芝適性は走ってみないとわかりませんが、ダメージなどはないから連闘での参戦です」と荒木助手。1200メートルって、今後はレースの選択肢が少ないですから、芝で結果を出すと随分と幅が広がりますよね。この馬の参戦が、社杯を熱くしてくれました。感謝です。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

中山2R・3ウィンスタンリー(クロワデュノールが勝ったハイレベル新馬の3着。先着した馬の中でも勝ち上がっている馬もいる。この父なら、砂替わりも魅力)

 続いては「馬券王への道 延長戦」をどうぞ。

中山9R・6ロードリベラシオン(前回は発馬で躓き、リズムを乱したまま。スムーズなら反撃)

中京3R・12ドントレットゴー(前走の走りなら距離短縮は大きな魅力)

京都7R・10テレプシコーラ(いいメンバーだが、末脚勝負ならヒケは取らない)

京都11R・16ジャスティンスカイ(自在に動きやすい大外枠なら反撃可能)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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