【高松宮記念】荒れ馬場の中京はパワーある先行馬で!内めの枠なら期待大の穴馬は…

中京の馬場傾向と脚質から期待が高まるモズメイメイ
中京の馬場傾向と脚質から期待が高まるモズメイメイ

◆第55回高松宮記念・G1(3月30日、中京・芝1200メートル)

 春のG1シリーズ開幕戦、第55回高松宮記念・G1(30日、中京)の出走馬が27日、確定した。「考察」のキーポイント編は、最近5年間で良が一度もない馬場状態に注目。昨年秋から例年に比べて開催が多かった中京競馬場の芝は荒れ気味で、パワー兼備の先行馬モズメイメイが穴馬として浮上するとみる。枠順はきょう28日に決定する。

 過去5年のこのレースは4年が重馬場で、1年が不良馬場。パンパンの馬場で施行されたことがない。特に昨年は苦い記憶が残っている。実はマッドクールが本命の有力候補だったが、道悪必至で内枠。外差し馬場でのみ込まれると判断し、★にした。しかし、結果は1着マッドクール、2着ナムラクレアで内の決着。馬場を読み違えた。

 今年は現時点で週末に雨予報がない。ただ、中京は阪神の改修工事で昨秋(9月)と今年初め(1月)の開催が増え、芝が例年より踏み荒らされている印象だ。特にこの時期は前年夏から使っている野芝が寒さで伸びづらく、馬場の回復には時間を要するという。

 「開催が多いので、例年より芝は特に3、4コーナーにかけての傷みが大きいです」と中京競馬場の施設整備課・沼田洋佑課長。もともと、最近のこのレースは外から突き抜けた勝ち馬は少ない。例年より加速のつきやすい勝負どころが荒れていることに加え、今週から荒れた部分をカバーするように内ラチが3メートル外に移動するBコース。前半3ハロン32秒7の超ハイペースで外差し決着だった先週の愛知杯の再現は全く想像できない。

 パワー兼備の先行馬。モズメイメイが気になる。前走から引き続き、手綱を執る松若は「完全に距離が長かったですね。1200メートルになるのはいいと思います」と距離短縮を歓迎しつつ、「馬場は多少悪くなっても大丈夫です」と口にした。馬場傾向を考えると、不気味な穴馬と言える。とはいえ、やはり内めの枠であることが大前提。枠の並びをしっかり見て、結論を出したい。(山本 武志)

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