いざダービーへ(美浦)

ガードオブオナー
ガードオブオナー

 こんばんは、坂本です。今日は久しぶりの在宅勤務で自宅からお届けしています。

 とは言っても木曜日までは美浦トレセンで取材をしていまして、ようやく陽気は本格的な春を思わせる感じです。桜花賞の枠順について取材をしていたその日の午後は、調教スタンドに掲示されている温度計に気温20度とありましたからね。

 一方で花粉症の猛威は、まだまだ健在であります。昨秋から「舌下免疫療法」に取り組んで、鼻炎薬を飲まない程度にやり過ごせているのは自分でも驚いていますが、やはりひどい時は処置なしです。暑いのは困りものですが、早くスギ花粉の季節が過ぎ去ってほしいものです。

 そんなところで本題へいきましょう。まずは国枝厩舎の話題から。まずは2歳の注目馬であるダーリングハースト(牝、父エピファネイア、母フォエヴァーダーリング)は、3月28日にゲート試験に合格して、4月3日に放牧に出ています。サウジカップを制して、先日のドバイ・ワールドCで3着だったフォーエバーヤングの半妹で、今週は半姉ブラウンラチェットが桜花賞でどんな走りを見せてくれるかも楽しみです。美浦での様子について国枝調教師は「来た当初は環境が変わって(馬体が)さみしいかなと思ったけど、調教そのものは順調で、ゲートを受かって体も増えてきてよかったよ。牧場に戻して、いい格好になってくると思うよ」と、いいイメージを膨らませていましたね。順調なら6月の東京開催が視野に入ってきそうです。

 次に美浦に入ってきそうな2歳馬は、トロフィーポーズ(牡、父ナダル、母ディーパワンサ)になりそうです。3代母シンハリーズから広がる一族には16年のオークス馬シンハライトなどがいますね。こちらは順調にいけば、5月頃に移動できそうな感じのようです。

 そして3歳世代も忘れちゃいけません。昨年11月の東京で衝撃の新馬勝ちをした後、なかなか状態が整わなかったレイニング(牡3歳、父サートゥルナーリア、母クルミナル)が、4月2日に帰厩しました。今週は美浦・Wコースで5ハロン67秒5―11秒5を馬なりでマークして、格上相手に食らいついて併入しています。国枝師は「脚元のことがあったけど、今は大丈夫。体も思ったよりも増え過ぎていない。いいよ」と、プリンシパルS(5月4日、東京)へ期待を込めます。個人的にPOG特集でダービー馬候補に挙げただけあって、何とかここから…と思ってしまいますね(苦笑い)。

 そして3月23日の中山で1勝クラスを制したアマキヒ(牡、父ブラックタイド、母アパパネ)は、在厩でダービートライアルの青葉賞(4月26日、東京)を目指しています。引き続き鞍上は横山武騎手で、指揮官は「元気がいい。もともとアパパネの子供の男馬はやんちゃだからね。問題なく立ち上げてこられている」と、先週末、今週の木曜日とWコースで追い切りを始めており、順調にペースアップしていければという感じです。毎日杯で2着に好走したガルダイア(牡、父エピファネイア、母アステリックス)も青葉賞に向かう予定で、悲願の日本ダービーVで打てる手を打っています。

 そして今週のニュージーランドTにはルナルーチェット(牝、父ブリックスアンドモルタル、母イルミナント)が参戦。23年のシンザン記念を勝ったライトクオンタムの半妹ですね。未勝利戦を勝ったばかりで試金石の一戦ですが、その前走が7馬身差の快勝。厩舎の番頭格の鈴木助手の話をご紹介すると「カイバをよく食べてくれていて、前回の中間の方がナーバスだったかな。走ってしまえば素直だし、順調にきています。ポテンシャル的にはすごく期待している馬だし、やっとエンジンがかかってきたんじゃないかな」と、軌道に乗ってきた雰囲気のようです。関西の強敵相手にどんな競馬ができるか楽しみです。

 ここからは他の厩舎の2歳馬情報をちらほら。宮田厩舎のイナズマダイモン(牡、父クリソベリル、母パリスビキニ)は、ゲート試験に合格後もプールや坂路で調整して、4月9日に放牧に出ています。宮田調教師に聞くと、「来た当初は緩さだったり、ハミに頼っての走りでしたが、時間をかけて調整してベースを整えられました。1400だと忙しいので、夏場のある程度距離のあるダートの番組になるのかなと思います」と、改めて見通しを教えてくださいました。新種牡馬の産駒でもあり、引き続き注目していきたいですね。

 そして林厩舎のガードオブオナー(牡、父サトノダイヤモンド、母ルミナスパレード)は、3月21日に入厩して、ゲート試験合格を目指しています。22、23年の安田記念を連覇するなどG1を3勝したソングラインの半弟という良血馬で、叔母に重賞2勝のジューヌエコールがいます。林調教師にうかがうと、「血統馬だけあって、雰囲気がある馬です。心身ともに幼いところがありますので、じっくりとやっています。(ソングラインとは)タイプは違いますけど、いい雰囲気です」と思い入れが伝わってきました。やはり血統馬には目がいってしまいますね。

 それでは今日のところはこのへんで。

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