【阪神牝馬S】鼻、鼻差決着!9番人気が初の重賞タイトル 「康太さんありがとう」ピンクリボン着け松山騎手が好騎乗

3着まで鼻、鼻差の激戦を制したサフィラ(奥、カメラ・高橋 由二)
3着まで鼻、鼻差の激戦を制したサフィラ(奥、カメラ・高橋 由二)
松山騎乗のサフィラ(左)がアルジーヌとの接戦を制す(カメラ・高橋 由二)
松山騎乗のサフィラ(左)がアルジーヌとの接戦を制す(カメラ・高橋 由二)

◆第68回阪神牝馬S・G2(4月12日、阪神競馬場・芝1600メートル、良=1着馬にヴィクトリアマイルへの優先出走権)

 第68回阪神牝馬S・G2(阪神)は、9番人気のサフィラ(松山)が制し、ヴィクトリアマイル(5月18日、東京)の優先出走権をゲットした。

 強い意思を乗せて、手綱を動かした。476・3メートルと長い外回りの直線入り口。松山は2番手のサフィラにGOサインを送る。手綱を押すアクションが徐々に激しさを増していくと、ラスト300メートル手前では左ステッキ。早め、早めに動いた。外から詰め寄られたアルジーヌ、ラヴァンダとは鼻、鼻差。積極的なエスコートが初の重賞タイトルを引き寄せた。

 「ためてためてというよりは、長くいい脚を使った方がいいのではないかと思い、競馬させてもらいました」。そう笑顔で振り返る松山の白いジョッキーパンツには、昨年4月に亡くなった藤岡康太さんが好きだったピンク色のリボンが着いていた。騎手たちが仲間を弔った特別な一日。「康太さんにありがとうと言いたいです」と感謝した。

 条件馬での挑戦で、兄サリオスと姉サラキアに続く重賞制覇も達成した。「すごくうれしい。格上挑戦でしたし、松山で勝てましたから」と池添調教師。助手時代を過ごした池添兼厩舎で所属騎手だった松山との重賞勝利は20年東海S(エアアルマス)以来だった。次戦はヴィクトリアマイル。ステージが上がれば上がるほど光り輝く血が不気味になってきた。

(山本 武志)

 サフィラ 父ハーツクライ、母サロミナ(父ロミタス)。栗東・池添学厩舎所属の牝4歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算11戦3勝。重賞初勝利。総獲得賞金は1億414万4000円。馬主は(有)シルクレーシング。

最新記事

さらに表示
ニュース検索
的中率・回収率ランキング(2025年04月13日)
1 Ho! 41.7%
2 西山 41.4%
3 富田 37.9%
4 坂本 37.9%
5 牧野 34.5%
6 吉田 30%
7 ヤマタケ 30%
8 山下 30%
9 中野 27.8%
10 浅子 27.6%
1 Ho! 125.5%
2 牧野 120.9%
3 イシゴー 120.6%
4 西山 103.8%
5 坂本 99%
6 吉村 95.8%
7 吉田 95.7%
8 富田 84.4%
9 中野 84.3%
10 山下 78.8%
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル