◆スプリンターズS追い切り(25日・美浦トレセン)
G1馬の意地を見せたいセイウンコウセイは攻めの仕上げ。美浦・Wコースを単走でいっぱいに追い、5ハロン65秒7―12秒0の好時計をマークした。上原調教師は「予定通りにやりました。中山ではなかなかいい結果が出ていないが、馬の状態はいい」と仕上がりの良さにうなずいた。
いずれも2ケタ着順に終わった過去2年の同レースは、函館スプリントS後に放牧を挟み、休み明けでの臨戦過程だった。しかし、今年はキーンランドC(6着)を叩いての挑戦。上原師は「札幌でレースを使って、という計画できて、去年に比べて馬体の感じがいい」と期待する。
好位3番手から運んだ前走についてトレーナーは「今まではもまれるのが苦手だったが、馬込みに入っても気にせず能力を発揮できる感じだった」と手応え。心身ともに充実ムードを漂わせている。(坂本 達洋)