今年の「千葉セリ」で藤田晋オーナーが最高額となる5840万円で落札したヒラリ(牝2歳、栗東・武幸四郎厩舎、父モーリス)が、武豊騎手とのコンビで、7月17日の函館・芝1800メートルにスタンバイしている。
1週前追い切りは、武豊騎手背に函館・芝コースでドグマ(3歳1勝クラス)と併せ馬。パートナーに先着する抜群の動きを見せた。母フローラルカーヴは東京・芝1400メートルで新馬勝ちし、アネモネS2着で桜花賞にも駒を進めた。母の半妹エクセラントカーヴは13年の京成杯AH・G3を制しており、血統背景も魅力だ。武幸四郎調教師は「トレーニングセール出身なので動ける。まだいろいろ教えることが多い馬。そういう意味では滞在がいい。今日の動きも合格点だった」と順調さをアピールした。
藤田オーナーは、昨年の千葉セリでもセール史上最高額となる4億7010万円でドーブネ(牡3歳、栗東・武幸四郎厩舎、父ディープインパクト)を落札し、大きな話題を集めた。