◆第67回有馬記念・G1(12月25日、中山・芝2500メートル)追い切り=12月21日、栗東トレセン
G1初制覇を狙うボルドグフーシュ(牡3歳、栗東・宮本博厩舎、父スクリーンヒーロー)は坂路を単走。先週に引き続き、福永祐一騎手が手綱を執り、楽な感じで55秒0―12秒4をマークした。
1週前には7ハロン94秒5―11秒1の好時計を出しており、今週は微調整。「馬なりで疲れを残さないように。いいんじゃないですかね。時計、動きともに指示通りの最終調整で満足しています」と、福永は好感触を口にした。
来年2月末に引退し、調教師に転身するため、これがラストグランプリ。「どのレースに乗るにしても、今回が最後だなというセンチメンタルな気分は少し入りますが、とはいえ、やるべきことは変わりない。この馬のやるべきことをしっかりと見極めて、力を最大限に引き出せるように頑張りたい」と、自身の八大競走完全制覇がかかる一戦へ力を込めた。