◆第37回根岸S・G3(1月29日、東京・ダート1400メートル=1着馬にフェブラリーSの優先出走権)
ギルデッドミラー(牝6歳、栗東・松永幹夫厩舎、父オルフェーヴル)が2度目のG1出走へ重賞連勝を目指す。所属するクラブの規定で6歳春での引退が迫っているため、フェブラリーSがラストG1のチャンスになる可能性もある。「賞金を加算できればいいですね」と松永幹調教師も力を込めた。
20年NHKマイルで3着の実力馬が、ダート転向で飛躍を遂げた。転向初戦のNST賞(新潟・ダート1200メートル)で2年5か月ぶりの白星をつかむと、3走目の前走の武蔵野Sでは重賞初制覇。そこまで4連勝で、1・7倍の圧倒的な1番人気に支持されたレモンポップを鼻差退けた。「スピードとパワーがあるのでダートは合うと思っていた。年齢を重ねてコントロールも利くようになっています」と成長を実感する。ダート戦では底を見せていない点も魅力たっぷりだ。