◆第37回根岸S・G3(1月29日、東京・ダート1400メートル=1着馬にフェブラリーSの優先出走権)
重賞初制覇を狙うセキフウ(牡4歳、栗東・武幸四郎厩舎、父へニーヒューズ)の陣営が課題克服へ対策を講じている。
2走前の武蔵野S(12着)で自分からレースをやめる面を見せたため、前走のすばるSからブリンカーを着用。メンバー最速の36秒6の脚で3着に追い上げた。「ブリンカーはないよりマシなので、今回も着ける予定です」と武幸調教師。また、この中間は馬なり主体で調整。「ハードにやると気分を損ねて、レースに行ってやめてしまう。競馬で頑張れるような余力を残すよう心がけています」と意図を説明した。
昨年は6戦して未勝利もサウジアラビア、ドバイ、韓国への遠征を行い、2月のサウジダービー、6月のユニコーンSで2着と国内外の重賞で好走した実力の持ち主。「能力は通用するので、いかに真剣に走ってくれるかに尽きますね」とトレーナー。真面目にさえ走れば、タイトル奪取の可能性は十分だ。