【大阪杯・松井の特注馬】モーリス産駒の中でも充実度ならラーグルフ

中山記念は終始外を回ったラーグルフ
中山記念は終始外を回ったラーグルフ

◆第67回大阪杯・G1(4月2日、阪神・芝2000メートル)

 ジャックドール、ジェラルディーナとモーリス産駒が人気を集めそうだが、ラーグルフ(牡4歳、美浦・宗像義忠厩舎、父モーリス)も侮りがたし。

 前走の中山記念は外枠から終始、外めを回らされる厳しい競馬。馬群の中にうまく入り込み、ロスなく立ち回った勝ち馬ヒシイグアスとは距離ロスの差が大きかったが、それでも0秒1差なら負けて強しの内容。

 美浦・ウッドコースの1週前追い切りでは、高松宮記念に出走したナランフレグに遅れはしたが、動きに力強さが感じられ、体の張りも目を引いた。

 初重賞勝ちの中山金杯、ホープフルS3着の内容から2000メートルに距離延長はプラス。今の充実ぶりならG1でも好勝負を期待できる。(松井 中央)

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