【ファンタジーS】永島まなみ「阪神JFにつながる競馬をしたい」自ら名付けたスリールミニョンと笑顔全開に

スリールミニョンで挑む永島(カメラ・豊田 秀一)
スリールミニョンで挑む永島(カメラ・豊田 秀一)

◆第29回ファンタジーS・G3(11月2日、京都・芝1400メートル)

 今週から福島が開幕し、東京、京都の3場開催で行われる今週末の国内4重賞の出走馬が確定した。第29回ファンタジーS・G3(2日、京都)のスリールミニョンは、初戦からコンビを組んできた永島まなみ騎手(22)=栗東・高橋康厩舎=が名付け親。「阪神JF(12月8日、京都)につながる競馬をしたい」と大舞台を見据え、重要な一戦に臨む。

 22歳になったばかりの永島が、自ら名づけたスリールミニョンと重賞に挑む。先週27日はバースデー勝利を逃したが、今週こそ自らの手で1週遅れで誕生日を祝いたいところ。「阪神JFにつながる競馬をしたいですね」とG1も見据えた。

 馬名の意味はフランス語で「かわいい笑顔」。「かわいらしい子ですが、いい意味で我が強い」とパートナーの“素顔”も明かしたまなみ。「気が強いので(重賞の)雰囲気に飲まれることもない。自信を持って乗りたいですね」と信頼を寄せた。

 デビューからコンビを組み続けて4戦目。確かな成長も感じ取っている。2走前の新潟2歳S(7着)は、馬場の悪い内を通らされて伸びを欠いたが、前走のききょうSは一転、メンバー最速34秒4の末脚で差し切って2勝目を飾った。「折り合いの部分も改善されていて、リズム良く運べれば脚は使ってくれる」と評価。「以前は右にもたれる面がありましたが、そういう部分も出していませんでした」と23日の1週前追い切りで好感触もつかんだ。

 自らへの誕生日プレゼントは現在、思案中。「物欲がないので、食に走ります。いいフルーツとかがいいですね」と笑顔を浮かべたまなみ。今年6月のマーメイドS(アリスヴェリテ)で重賞初勝利を飾り、今回は師匠の高橋康調教師の管理馬で目指す重賞2勝目。淀で笑顔の花を咲かせる。(戸田 和彦)

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