◆第25回チャンピオンズC・G1(12月1日、中京競馬場・ダート1800メートル)
チャンピオンズCは3連単190万円超えだった昨年など、時に大荒れ。しかし、14年以降の1着馬は7頭が1~4番人気で、順当勝ちが多い。
信頼度が高いのはペプチドナイルだ。過去10年の勝ち馬で、G1、Jpn1の勝利経験がなかったのは1頭のみ。22年のジュンライトボルトは芝路線からの転向でダートG1初挑戦だった。勝つには、ダートG1級勝利の実績が重要だ。今年はウィルソンテソーロ、ペプチドナイル、ミックファイア、レモンポップの4頭が該当する(回避はのぞく)。
展開面で見ると、5頭が4角4番手以内。中京・ダート1800メートルは終始アップダウンがあるため、スピード勝負にはなりづらく、安定した先行力が求められるのだろう。
19年以降、同舞台で行われたオープン特別、重賞でトップの3勝を挙げるのは、藤岡佑騎手。勝率と連対率が42・9%、複勝率57・1%、単勝回収率174%と、優秀な成績を残す。騎乗するペプチドナイルは今年のフェブラリーSの覇者。8勝中6勝が4角4番手以内の先行型で、先に述べた2つも満たすと言える。春秋ダートG1連覇のチャンスは十分だ。(水納 愛美)
スピードの持続力生きる流れになれば
○…フェブラリーSに続くJRAダートG1連勝を狙う6歳のペプチドナイルは26日、栗東・CWコースをゆったりと駆けた。23日に坂路で51秒2と実質的な追い切りは済ませており、今週は微調整の予定。大倉助手は「1回使った効果は感じます。スローで一瞬のギアを持っていないので、スピードの持続力が生きる締まった流れになってほしい」と願った。