◆第83回桜花賞・G1(4月9日、阪神競馬場・芝1600メートル)追い切り=4月5日、栗東トレセン
無傷の3連勝で頂点を狙うライトクオンタム(牝3歳、栗東・武幸四郎厩舎、父ディープインパクト)はCWコースで単走。楽な手応えのままで4ハロン57秒1―12秒3をマークした。自ら騎乗した武幸調教師は「先週の水曜日、日曜日に強い調教をしているので今日は調整程度。シンザン記念前の追い切りで右に行きたがっていて、レースでもそれが出た。前走後すぐ放牧に出すのではなく、2週間ぐらい(栗東で)ハミ受けを矯正した。牧場でもうまくやってもらって、改善されているのかな」と良化を感じ取る。
同馬は国内に6頭しかいない希少なディープインパクト産駒。父の主戦であり、先週の大阪杯ではジャックドールでG1最年長勝利騎手記録を更新した武豊騎手=栗東・フリー=が手綱を執る。この日は騎乗しなかったが、1週前追い切りで状態も確認ずみだ。「馬はディープインパクトの子供で、調教師は武豊の弟。そういう縁もいいのかな。勝てればうれしい。最年長記録を更新したいですね」と注目を集める大一番へ意気込んだ。