JRAの永島まなみ騎手=栗東・高橋康之厩舎=ら若手騎手が競馬開催中の通信機器(スマートフォン)の不適切使用で30日間の騎乗停止処分を受けたことを受け、永島の父である兵庫競馬に所属する永島太郎調教師(49)=兵庫競馬=が4日、「同じ職業についていながら、しっかり教えることができなかった」と、自らバリカンで短髪にしたという姿で反省の意を表した。
永島太郎師は元兵庫競馬騎手として地方通算2043勝を挙げた名手だが、目指していたJRA騎手にはなれなかった。父が果たせなかった夢を実現させた、まなみはまさに自慢の娘。当然、心配はしているのだが、「僕がいろいろ言っても…」と気づかって連絡は取っていないという。ただ、騎手だった先輩として「同じ失敗を二度としないようにしてほしい」と苦言を呈した。