安田記念で7着だったソダシ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎、父クロフネ)が6月9日午前、放牧先に向けて栗東トレセンを出発した。
担当の今浪厩務員は体調を考慮し、定年を2か月早めて7月に退職する。前走がソダシと挑む最後のレースだった。手を振って走り出す馬運車を見送った同厩務員は「触るのが最後だから、きれいにしようと今朝は一生懸命洗った。(ソダシ自身は)またすぐ会えると思って行ったんちゃうかな」と名残惜しそうに語った。
白毛のアイドルホースと過ごした約3年でG1を3勝した。「全レースが思い出だけど、一つ挙げるなら桜花賞。牝馬クラシックを勝つ夢があったから。それをかなえてくれた」と振り返った。