ソダシが栗東に帰厩 今浪厩務員「放牧に出たら(最後を)感じるかも」

安田記念では白いネクタイを着用し、ソダシとの最後のパドックを過ごした今浪厩務員(右)
安田記念では白いネクタイを着用し、ソダシとの最後のパドックを過ごした今浪厩務員(右)

 安田記念で7着に敗れたソダシ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎、父クロフネ)は、24時過ぎに滋賀・栗東トレーニングセンターに帰厩した。6月30日で定年退職する今浪厩務員は「テンが速く、差し馬の競馬になったね。あのメンバーでよく頑張った。レース後も落ち着いているし、今のところ(体も)どうもない。とにかく無事が一番」と愛馬との最後のレースを終え、まずはホッとした表情。

 レース後、須貝調教師から「なみちゃん、ご苦労様」とねぎらいの言葉があったそう。「これだけの馬をやらせてもらってオーナー、生産者はもちろん、先生(須貝調教師)には頭が上がらない。浩平(北村助手)をはじめスタッフのみんなも手伝ってくれて、ファンの応援のおかげでここまでやってこれた。感謝しかない」とやりきった様子。

 今週中に退厩する予定で「放牧に出たら(最後を)感じるかも」としつつも、もう1頭の担当馬ホウオウロザリーが6月の阪神競馬に出走予定で「まだまだ気は抜けないよ」と気を引き締めていた。

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