テイエムチュラサンで05年アイビスSD制覇 田嶋翔・元騎手「減量しんどかった~」51キロで騎乗

05年のアイビスSDをテイエムチュラサンと制した田嶋翔元騎手(左から2人目)
05年のアイビスSDをテイエムチュラサンと制した田嶋翔元騎手(左から2人目)
現在は吉岡厩舎で腕を振るう田嶋翔助手
現在は吉岡厩舎で腕を振るう田嶋翔助手

 2000年に美浦でデビューした田嶋翔元騎手(41)は今、栗東・吉岡厩舎で調教助手として働く。現役時代は03年の結婚を機に、05年から栗東に所属変更。その年の8月、アイビスSDを勝った。相棒の関西馬テイエムチュラサンは、3歳牝馬の格上挑戦で51キロの軽量。当時を振り返り、「しんどかった~(笑い)」が第一声だ。体重には苦労したタイプ。今とは違ってデビューから3年で減量特典はなくなり、1年ぶりの51キロでの騎乗に向けて減量し、首差の接戦をものにした。「最後の100メートルは無我夢中だった。G1にも連れて行ってくれて…」と感謝する。

 12年の引退後は栗東・作田厩舎での攻め専を経て、20年3月開業の吉岡厩舎にオープニングスタッフとして来てからは常に1頭、担当馬を持つ。初めて担当したスマッシャーが21年のユニコーンSを勝ち、開業2年目の厩舎に初重賞をもたらした。「今まで乗るだけだった。身の回りの世話や、馬運車で競馬に行くのも新鮮。うちの厩舎はチームでやっているので、周りに助けてもらいながら。G1で活躍できる馬を育てたい」と目を輝かせる。第3の競馬人生は始まったばかりだ。(玉木 宏征)

 ◆田嶋 翔(たじま・しょう)1981年12月19日、群馬県出身。00年3月に美浦・大江原厩舎で騎手デビュー。師匠が障害レースで活躍したこともあり、1年目から障害との二刀流にも挑戦した。05年5月、栗東に移籍。JRA通算104勝(うち重賞1勝)。12年4月に引退後、攻め専として経験を積んだ栗東・作田厩舎の解散に伴い、20年3月から栗東・吉岡厩舎で働く。家族構成は妻と2女。趣味は釣り。関西に来てからは敦賀湾にイカ釣りに行く。

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