【ローズS】成長見せたラヴェル、坂路で自己ベストを1秒6更新

メンコなしで力強く駆け上がるラヴェル(右)
メンコなしで力強く駆け上がるラヴェル(右)

◆ローズS追い切り(13日・栗東トレセン)

 女王リバティアイランドを唯一負かしたことがあるラヴェルが、夏を越して心身ともに確実に成長している。昨秋のアルテミスS覇者は、最終追い切りで栗東・坂路を単走で50秒8―12秒8。ラストは一杯一杯になったが、自己ベストを1秒6も更新した。騎乗した担当の福岡助手も「思ったより速くなりましたが、体や芯が強くなって、フィジカルで成長しています。息の入りも良かったですよ」と納得の表情だ。

 春は追い切りはもちろん、毎日の運動でもメンコ(覆面)を着けていたが、秋はささいなことでテンションが上がらなくなり、素顔を披露している。落ち着きが出たことで歩き方もしなやかになった。「帰厩してからほとんど体は減っていません。背も伸びました。460キロ台で出したいですね」と同助手。オークス4着時の馬体重444キロから当日は大幅増が見込まれるが、気にする必要はないだろう。

 スタートに課題が残るが、2週前に坂井を背にゲートから出し、先週は駐立の確認。同助手は「オークスと同じぐらいの雰囲気です」と合格点を与えた。折り合いさえつけば、メンバー中、唯一の重賞ウィナーが性能の違いを見せつける。(玉木 宏征)

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル