今週の天皇賞・秋はノースブリッジに騎乗します。先週に続き、今週も美浦へ行き、感触を確かめさせてもらいました。今週は疲れを残さないようにということで、無理をしませんでしたが、その中でしっかりと力強い加速を見せてくれました。動きは本当に良かったです。
今回は馬体の張りが前走時と違います。特に今回はトモ(後肢)がパンとしてきました。さらに前走時は「上に抜けるような感じ」とお伝えした走りも、今は浮つくような面がなくなり、より集中して走れている。大一番へ向け、あらゆる面で上積みを感じます。
枠は最内枠に決まりました。一発を狙うとなれば早め、早めの競馬かなと思っていましたし、願ってもない枠です。できれば先手を奪いたいですが、この枠なら行く馬がいてもスッといい位置で控えられます。状態面への自信を胸に、持ち味を十二分に引き出す騎乗で勝負にいくつもりです。
土曜日のスワンSはロータスランドと3戦ぶりのコンビ。今回と同じ距離だった2月の京都牝馬Sでは大外枠から3着まで差してきましたし、いいイメージを強く持っています。何とか上位争いに持ち込みたいところです。(JRA騎手)