◆第75回朝日杯FS・G1(12月17日、阪神競馬場・芝1600メートル)追い切り=12月14日、栗東トレセン
2戦2勝のダノンマッキンリー(牡2歳、栗東・藤原英昭厩舎、父モーリス)は、CWコースの向こう正面から入場。福永調教師(レースはルメール)を背に、単走で4ハロン53秒4―11秒2で駆け抜けた。
藤原調教師は「前回と同じように1周、単走でリラックスして走れるか(というテーマ)。しまいはなんぼでも時計は出ますから。時計よりも、いかに気持ち良く走れるか。そういう意味ではすごく良かったと思います」と満足げな表情を浮かべた。
新馬→1勝クラスと芝1400メートルで勝ってきてのマイル戦。指揮官は「どうしてもスピードと気性的な問題で、しっかり勝たせたかったので1400メートルを選んできましたが、川田騎手も次は1ハロン延びるイメージで乗ってくれました。やってみなければ分かりませんが、クリアしてくれるのでは」と期待を寄せる。
母ホームカミングクイーンは12年の1000ギニー・英G1を勝っており、伯父は07年の凱旋門賞・仏G1を制覇したディラントーマス。22年の1歳セレクトセールで2億2000万円の値がついた良血馬に、藤原師は「預からせてもらった時から能力を確信していました。今回もそうですし、来年に向けて大きなレースをとりたいと思っている馬なので」と力を込めた。