12月29日の東京大賞典で連覇を果たしたウシュバテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎、父オルフェーヴル)は一夜明けた12月30日、リラックスムードで厩舎周りの運動をこなした。29日の19時半に茨城・美浦トレセンに帰厩しており、高木調教師は「疲れもなく、脚元も大丈夫です」と元気な姿に笑みを浮かべた。
レースは後方から大外一気で連覇を達成。前走(11月)の米G1・ブリーダーズCクラシックこそ5着だったとはいえ、3月のドバイ・ワールドカップ(WC)で世界を制した驚異的な末脚を繰り出し、改めて能力の高さを見せつけた。
来年も海外挑戦が視野に入っており、トレーナーは「今後はドバイWC(3月30日、メイダン競馬場・ダート2000メートル)の連覇が目標ですが、サウジC(2月24日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル)にも登録しました」と見通しを話す。世界のダート王は、再び世界に打って出る。