◆第29回シルクロードS・G3(1月28日、京都・芝1200メートル)追い切り=24日、栗東トレセン
3連勝での初タイトルを狙うオタルエバー(牡5歳、栗東・中竹和也厩舎、父リオンディーズ)が、猛時計を叩き出した。
坂路で松山弘平騎手を背に単走。抜群の推進力をゴールまで保ち、パワフルな脚取りで駆け上がった。この日の一番時計で、自己ベストの49秒7―12秒6をマーク。柴田助手は「馬場が荒れていた時間ではすごくいい時計。不安はないような感じ」と手応え十分。松山騎手も「スピードがあって、いい馬だと感じた」と高く評価した。
22年ファルコンSで3着に入るなど活躍していたが、同年の6月から1年間の長期休養。復帰2戦目以降は安定感を取り戻し、前走でオープン初勝利を挙げた。柴田助手は「肉体が古馬っぽくなってきた。それに伴って精神的にも我慢が利くようになった」と成長を実感。「充実期にある」と胸を張った。