◆第74回東京新聞杯・G3(2月4日、東京・芝1600メートル、良)
東京新聞杯・G3は16頭立てで争われ、7番人気のサクラトゥジュール(牡7歳、美浦・堀宣行厩舎、父ネオユニヴァース)が重賞初制覇。現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏がレース後に更新した自身のX(旧ツイッター)で見解を示した。
東京新聞杯は単勝オッズ1・9倍の1番人気に支持されたマスクトディーヴァ(牝4歳、栗東・辻野泰之厩舎、父ルーラーシップ)が出遅れた影響で6着どまり。2、3番人気も期待を裏切る結果で、3連単は60万円超の大波乱となった。結果を残せなかった1番人気馬に安藤氏は「出遅れから押して、とりつくまでに脚を使ったからね。誰が見ても敗因明確やったけど、上手く乗った掲示板の馬達と差がないところまで来た。ここでは力が上やったと思うし、ガスが抜けたところでミライ(岩田望来騎手)にリベンジの機会与えてほしいな」と、次戦以降の巻き返しを期待していた。
また、重賞初制覇を飾った7番人気のサクラトゥジュールについては「道中折り合いを気にしつつ最後は追い出しを我慢する余裕。前走の敗戦が活(い)きとるし、キングの腕もかなりある」と鞍上の手腕を称賛。さらに、2着に逃げ粘ったウインカーネリアンについては「7歳でも全く衰えない」と指摘している。