藤田菜七子騎手=美浦・根本康広厩舎=は、東京で5鞍(土曜3鞍、日曜2鞍)に騎乗する。
日曜7Rは、2勝クラスに昇級後も自身の手綱で(3)(5)(3)着と堅実に駆けるヨリノサファイヤと8戦連続のコンビとなる。前走は2番手から4コーナー手前でハナを奪い、積極的にレースを展開したものの、わずかに及ばなかった。「このクラスでは間違いなく力上位ですね。中山のダート2400メートルより、東京のダート2100メートルの方が競馬しやすいイメージがあります。状態は変わらず好調を維持しているので、リズムよく走らせて勝ち切ることができるように頑張りたいです」と、今年初勝利へ力が入る。
日曜8Rは実戦初騎乗となるトーセントラム。昨年の日本ダービーの最終追い切り以来の手綱となる。「条件は問題ないので、この馬のしまいを生かす競馬ができれば。ダービーで乗せてもらえるかもしれなかった馬に、こうして乗せていただけるのはうれしいです。小桧山先生の馬で、いいレースをしたいですね」。3月5日で引退する小桧山調教師への恩返しを誓うとともに、幻となった日本ダービー初騎乗のうっぷんをここで晴らしたいところだ。
土曜4Rは、初陣を迎える自厩舎のシルバーブロンドに騎乗する。14日の最終追い切りで感触を確認し、「時計が出ましたし、手ごたえがあって楽そうに動いていましたね。芝っぽい軽い走りをしますが、ダートもこなせると思います」と好感触だ。
【土曜東京】
1Rブラックジョワ(牝3歳、美浦・宗像義忠厩舎、父サトノアラジン)
4Rシルバーブロンド(牝3歳、美浦・根本康広厩舎、父シルバーステート)
6Rボナフォルトゥーナ(牝3歳、美浦・尾形和幸厩舎、父ファインニードル)
【日曜東京】
7Rヨリノサファイヤ(牝4歳、美浦・根本康広厩舎、父コパノリッキー)
8Rトーセントラム(牡4歳、美浦・小桧山悟厩舎、父ヴァンキッシュラン)