◆第31回マーチS・G3(3月24日、中山・ダート1800メートル、良)
砂のハンデ重賞は14頭で争われ、斎藤新騎手が騎乗した単勝7番人気のヴァルツァーシャル(牡5歳、美浦・高木登厩舎、父マクフィ)が4コーナー7番手から、直線は上がり3ハロン最速36秒2の脚で差し切り勝ち。前走のポルックスSから連勝で、重賞初制覇を果たした。
2着に逃げたミトノオー(木幡巧也騎手)、3着はトップハンデタイの58キロを背負ったペイシャエス(横山和生騎手)が入り、3連単は10万2040円の好配当となった。勝ち時計は1分50秒7。
横山和生騎手(ペイシャエス=3着)「調教の時点では背腰がまだかなと思っていましたが、競馬にきて馬の気持ちが入ってくれました。いつもしぶい感じがあって3、4コーナーでかぶされないようにと思っていたので枠も良かったです。馬の感じは悪くないです。何とか復活させてあげたいですね」
石川裕紀人騎手(キタノヴィジョン=4着)「速くはなるけど2番手もきつくなる展開は読み通りだったんですけどね。いい脚できているんですが…。どっかでチャンスはあるはずです」
松若風馬騎手(ラインオブソウル=5着)「ある程度、前にと思っていたのでいいところにおさまれたと思います。直線砂をかぶってもじりじり伸びていましたし、この競馬がいい経験になってくれればもう一段階、ステップアップしてくれると思います」
岩田望来騎手(ダノンブレット=7着)「いい競馬ができました。格上挑戦でしたが7着。頑張ってくれました。勝ち馬についていきたかったけど、ずぶさがでたので重賞ではもう少し力をつけないと。ゲートで躓いたぶんもありますね」
津村明秀騎手(ゴールドハイヤー=8着)「前回より流れが速かったですからね。終始、もつところがなかったです。最後はきているんですけどね。力のある馬ですが…」
小崎綾也騎手(ニューモニュメント=9着)「自信を持って臨める状態でした。ポジションは後ろでしたがリズム、ペースはかみ合っていたと思います。後半、少しズブくなったのは年齢的なものもあるし、斤量の58キロもありましたかね」
田口貫太騎手(クリノドラゴン=10着)「この馬の競馬に徹してラスト3ハロンで脚を使えるようにと思っていました。脚は使ってくれたし、反応もしてくれました」
和田竜二騎手(キリンジ=11着)「流れ的にいいと思ったんですけどね。勝負どころで早めに踏もうと思ったけど、いつもより反応が良くなくてスイッチの入り方が難しい馬ですね。少し落ち着きすぎていたし、もう少し競う気持ちがほしかったですね」
原優介騎手(キタノリュウオー=12着)「序盤に力んでしまいました。やる気を出させるのが難しい馬でいつも馬群のなかに入れたりしていましたが、前回が外に出してもしっかり走ってくれたんで、今回こういう競馬をしたのですが…」
戸崎圭太騎手(ウェルカムニュース=13着)「イメージ通りのポジションにはいけたけどペースが速かったので。流れに乗っていたけど最後は飽きてしまった。精神的なものかな」
内田博幸騎手(ホウオウルパン=14着)「年齢的なぶんもあるのかな。今日は周りも速かったので…」