◆第31回青葉賞・G2(4月27日、東京・芝2400メートル、1・2着馬に日本ダービーの優先出走権)=4月23日、栗東トレセン
デビューから3戦2勝のシュガークン(牡3歳、栗東・清水久詞厩舎、父ドゥラメンテ)は、この日は坂路を66秒2―15秒9で走り、明日の追い切りへ向けて息を整えた。馬房ではリラックスしてカイバを食べていた。宮本助手は「動きはいつも通りですが、(全休日明けの)火曜日だから元気ですね」と笑顔をみせた。
偉大な兄、G1を7勝したキタサンブラックの半弟。前走の大寒桜賞では逃げ切り勝ちを決め、ダービートライアルまで進んできた。「前走はスタートして、左の後肢を落鉄していたんです。それでも問題なく走れたように、バランスがいいんでしょうね」と同助手。また、シュガークンは寝るのが好きなようで「午後の作業中もよく寝ていますよ」と目を細めた。寝る子は育つ―。鞍上・武豊騎手も絶賛するポテンシャルの高さで、ダービーへの切符をつかみ取る。