【ケンタッキーダービー】テーオーパスワード後方から猛追5着 木村和士騎手「スタートを出ていってくれなかった」

5着に健闘した木村和士騎手騎乗のテーオーパスワード(左端)(カメラ・高橋 由二)
5着に健闘した木村和士騎手騎乗のテーオーパスワード(左端)(カメラ・高橋 由二)

◆第150回ケンタッキーダービー・G1(5月4日、米国チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル)

 木村和士騎手とコンビを組んだテーオーパスワード(牡3歳、栗東・高柳大輔厩舎、父コパノリッキー)は後方追走から5着に入る健闘。スタートがひと息で序盤で後方に置かれたが、直線では外から猛追し、掲示板を確保した。3着に入ったフォーエバーヤング(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)には及ばなかったが、海外初遠征の大舞台で今後が楽しみになる内容だった。勝ち馬はミスティックダン(牡3歳、K・マクピーク厩舎、父ゴールデンセンツ)。勝ち時計は2分3秒34。

 木村和士騎手(テーオーパスワード=5着)「幼さを見せてしまった。スタートを出ていってくれなかった。それでも直線しっかり伸びて、いい手応えでゴール板まで駆け抜けてくれた。(これからの)成長が期待できますね」

 高柳大輔調教師(テーオーパスワード=5着)「正直なところ、経験を積んでいたら、ゲートをうまく出てくれて、もう少しいいところにつけられたのかなと思います。それが最後の結果に出たのかな。前には行きたくないなと思っていたので、中団くらいにつけられたらと思ってました。(レース前は)やはり、こちらの馬とは違って、すごくイレ込んでいたので、どう影響するかと思っていました、ただ、パドックでは落ち着いていた。今回こういう結果になったけど、あの走りをもってすれば日本でも活躍できると思っています。まだ(デビューから)3戦目なので、精神的に大人になっていくと思います」

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